チラシの中でまず目に入ってくるのが完成予想図です。まずこれを見て心が動く方も多いでしょう。しかしここで注意をしなくてはいけないポイントがあります。
背景が書かれていない
チラシではイメージが重要になるので、建物の外観、共有施設などを目立つようにし、周囲や背景が書かれていない場合があります。実際に現地に行ってみると近くに工場があって煙突が見えていたりすることもあります。完成予想図に背景や周囲の様子がかかれていない場合は、何かあるかも、と思っていたほうがいいでしょう。
チラシに案内図が載っている場合があります。現地の場所やモデルルームの場所が載っていますが、中には現地の表示がなくモデルルームの位置しか出ていないなんてこともあります。近くに住んでいる人なら多少わかるでしょうが、土地勘のない人はモデルルームと現地を見間違えてしまうこともあります。案内図に現地の位置がない場合はチラシの「物件概要」というところをチェックしてみましょう。そこに現地の所在地などが書かれています。
大きく「駅から徒歩5分」と書かれているものも多くあります。物件情報に書かれている徒歩にかかる時間は法律によって「1分=80m」と決められています。歩く速度は人により様々なので、実際はもっと時間画家勝てしまう場合もあります。また、この徒歩の時間には信号や上り坂などは考慮されていないので、実際にかかる時間は多くなってしまうのがほとんどです。チラシを見る際に分数が書かれている場合は駅からの距離と考えましょう。
不動産はとても高額な買い物です。それゆえに取引に不明なところや不備な点があってはいけません。そこで、「宅地建物取引業法」、「不正景品類及び不動表示防止法」、「不動産の表示に関する公正競争規約」で不動産の広告に関する規則を定めました。先ほどあげた「1分=80m」も法律で決められた表示です。
物件概要は、その法律で掲載しなくてはいけないと定められている項目が書かれているところです。たとえ広告する際に不利になるような内容でも必ず書かなくてはいけないとされているので、そこにきちんと表記されています。完成予想図などでいいイメージだけ膨らませすぎないように、物件概要もしっかりチェックしておきましょう。
Last update:2021/2/10
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